長くなりますが、柏市民の長い一日をふり返りたいと思います。
午後からのレッスンでしたが、早朝に少し出かけたりしました。
パン生地だけは仕込んだものの、昼過ぎにスープを作って…と思いつつ少しのんびり。
ニュースは見ていませんでした。
正午、お隣の方が「あと30分で断水するようですよ」と教えてくれました。
寝耳に水で…これからレッスンなのに!
ほんの少しの間だけかと思い、急いでたまっていた洗い物をして、トイレ掃除をして。
お風呂の水は栓を抜いていたので空っぽ。
15分ほどで水流が弱くなり、急に不安になってシャワーなどを出して水を貯めようとしましたが、時既に遅し。
12時半前に完全に水が止まりました。
市役所のHPを見ましたが、詳しいことはわかりません。
そういえば、何となく外がざわついている感じや、防災無線が聞こえたりしていました(でもひどいエコーがかかって何と言っているのかわからず)。
ゆうべ、野田市で水道からホルムアルデヒド検出というニュースをネットで見た記憶がよぎりましたが、まさかこちらまで全域断水するとは思っていなかったのです。
この油断が後々まで響き…でした。
今日の生徒さんは全員が柏の方で、レッスンがあるのか問い合わせがきました。
生地の仕込みは終わって焼くばかり、全員ご近所なので、一応開催を決めました。
無理な方は休んでくださいとしました。
水が出ないので、料理が作れず、手も洗えません。
お手洗いを使えないという深刻な問題も。
急遽、料理メニューを変更し、こねは中止しました。
今月は竜巻・雷注意の時もレッスンがあり、中止があったりと気候に気をもみました。
でも震災から1年が経ち、何となく普通の日常に戻ったような気分でもいました。
断水するとは思っていなかった!
結局、レッスンは定刻に全員そろって始めることができました。
今月はちょうど、酵母ケーキでデモなし口頭説明のみのメニューでしたので、早めに終わります。
ライ麦パンだけ成形をして、後は焼くだけで2種類のパンが完成しました。
お料理はスープが作れなかったので、前日作っておいたミートソースとペンネでイタリアンに。
食器は紙皿にしました。
4人でキャンプのような食卓を囲み、あれこれと断水話に花が咲きます(笑)。
人数が多いご家族の方もいて、ご苦労が多そうだなと思いました。
私と同じようにお風呂の水を貯めていなかった方、月曜から仕事があるが…と心配な方とそれぞれ。
痛感したのは、いつまで続くかわからない、というのが不安感を高めるということ。そして当然ながら、ライフラインの中でやはり水が最も重要だということです。
わが家は飲料用の水は少し備蓄しているので、家族が1週間ほど飲む分はあります。
しかしながら、うっかり風呂の栓を抜いたり、生活用水に対する備えの意識が低かったのです。
生きるためには飲み水だけでなく、何よりもトイレ、そして風呂、洗面、何をするにしても水が必要です。
教室が終わった後、帰宅した夫と近所の中学校に給水に行きました。
夕方でしたが、長蛇の列!
20l入りのポリタンクを2つ抱えて、転びそうになりながら運びました。
市内の飲食店は早めに閉店したところもあると聞くし、スーパーやホームセンターでは水やタンク、食糧などが売り切れ続出とも。皆考えることは同じですね。
水を持ち帰ったところで、「23時頃復旧します」との無線が聞こえてきて、一気に平安な気持ちがしました。あと数時間の我慢なら軽いものです。
震災後の断水を経験した方はこれよりもずっと厳しいものだったと思いますが、その苦労を垣間見た思いがしました。またいつこの経験をするかわかりません。
今日は非常時でしたが、その中お越しくださった皆さん、ありがとうございました!
不安を共にして心強く感じました。
パンが非常食になると言ってくださって、お役に立てれば嬉しいです(笑)。
ライ麦パンはとっても形よく焼き上がりました。
今回限りの断水メニュー